NHP10アクア ハイブリッドシステムメインバッテリー交換

皆様こんにちは、お世話になっております。今回は愛知県のお客様よりご依頼いただき、NHP10アクアのハイブリッドシステムメインバッテリー(駆動用バッテリー)の交換作業をさせていただきました。

今回のお客様はバッテリー内部異常が出てからの交換では無く、バッテリーの性能低下に気づかれ、異常が出る前に交換をご依頼いただいたケースでした。修理内容としましては、お客様に走行距離の少ない車両から取り外した良質の中古バッテリーをお持ち込み頂き、当店で交換作業をさせて頂きました。

お持ち込みいただいたバッテリーは、走行距離約2万3千キロの車両から取り外したものです。お客様のアクアの走行距離は約12万5千キロ、アクアに関しましては、当店で今までバッテリー交換を行ってきた台数が一番多い車両になります。早い車では8万キロ台でバッテリー内部異常が点灯する車もありました。

 

異常は出ていませんが数値の確認の為、コンピュータにて診断を行います。DST-PCを使うとリアルタイムでバッテリーの電圧等の数値が確認できます。さらにデータを保存できる為、交換前、交換後で比較する事も可能です。

駆動用バッテリーはリアシート座面下に搭載されております。交換作業自体は1時間ほどで終了します。交換後に試運転、データーの測定を行い問題が無ければ作業完了です。

交換後の数値です。充電量が交換前のバッテリーよりも低い状態でしたが、発生している電圧は高い数字が出ておりました。

電池内部異常は隣のセル同士の電圧の差が0.3V以上になると検知されると言われております。交換前、交換後を比べると電圧のばらつきが交換前の方が多く、数値からもバッテリーの性能が低下気味だった事が推測されます。

交換後、お客様よりメッセージを頂きました。1部を抜粋して紹介させて頂きます。

『交換前はEVモードだとバッテリーが急激に減少し、充電も心配になるぐらい時間が掛かっていました。交換後はEVモードでもバッテリーの減少も元気だった以前に近くになり、回生ブレーキやエンジン始動による充電にもバッテリーがすぐに回復するようになりました。』
普段から車の調子を気にされているお客様からのレビューはとても信頼できます。ハイブリッドバッテリーの劣化は、燃費の悪化に直結します。最近燃費が悪いと感じられる場合も異常が起こる前兆の可能性があります。これらの数値は今後お客様より相談を受けた際に照らし合わせる為のとても貴重なデータとなります。この度は遠方よりご来店いただき誠にありがとうございました。お客様は作業終了後に地元のお蕎麦屋さん『あじき堂』様へ向かわれ、少し観光も楽しんでいただけたようで何よりでございます。
大変ありがたい事で、最近では県外からのお問い合わせ、ご入庫もだんだんと増えてまいりました。全国に数有る自動車修理、整備業者の中から当店を選んで頂ける事をとても嬉しく思っております。
当店がある京都府綾部市は田舎ならではの原風景が広がる町です。近年では都会から田舎へ観光に来られる方も少しづつ増えてきたのではないかと思います。アニメなどで見るような田舎の風景がごく当たり前のように広がり、それらに隣接する古民家を改装した素敵なカフェやお料理屋さんなどもございます。
 店内にオススメのお店をご紹介するコーナーも用意しております。気になるお店がございましたらお気軽にスタッフにお尋ねください。微力ながらも、地域の皆様に貢献できるよう日々精進してまいりますので、よろしくお願い致します。

Kyoei Japan / Kyoei Auto Service

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